「学校、行きたくない」

入学してまだ2ヶ月経たないのに、この言葉を何十回聞いたかわかりません。

はなです。

特に月曜日の朝がひどい。土日は公園で元気に走り回っていた息子が、月曜日の朝になると玄関でぴたっと固まる。靴を履いたまま、動かない。

最初は「気分の問題かな」と思っていたけど、毎週繰り返されるうちに「これは何かある」と思い始めました。

そこで登校しぶりについてちゃんと調べてみることにしました。同じ悩みを持つままさんのために、わかったことをまとめます。


そもそも「登校しぶり」って何?

登校しぶりとは、学校に行くことを嫌がったり、渋ったりする状態のことです。

「不登校」とは少し違います。不登校は年間30日以上学校を休む状態を指しますが、登校しぶりはなんとか登校はするものの、毎朝ぐずったり、行くまでに時間がかかったりする状態。うちの息子はまさにこれです。

文部科学省の調査によると、小学生の登校しぶりは近年増加傾向にあり、特に低学年に多く見られるそうです。決してめずらしいことではなく、クラスに数人はいると言われています。

「うちの子だけ?」と思っていたけど、そうじゃなかった。それだけでも少しほっとしました。


なぜ月曜日がつらいのか

息子の場合、特に月曜日がひどい。これにはちゃんと理由があるようです。

週末は家で自由に過ごせるぶん、月曜日に「また学校のルールに戻らなければならない」というギャップが大きくなりやすいとのこと。特に多動傾向のある子は、「切り替え」が苦手なケースが多く、週末モードから学校モードへの切り替えに時間がかかります。

息子もまさにそのタイプで、土日は自分のペースで動いているぶん、月曜日の「さあ切り替えて」がしんどいんだと思います。

怠けているわけじゃない。切り替えが難しいだけ。そう理解してから、少しだけ余裕を持って朝に向き合えるようになりました。


登校しぶりの主な原因5つ

調べてみると、登校しぶりの原因はさまざまあることがわかりました。

① 環境の変化への不安 入学・進級など環境が大きく変わったとき、子どもは見えないストレスを抱えやすいです。特に小1は、それまでの保育園や幼稚園とはまったく違う環境に適応しなければならない時期。緊張やプレッシャーが登校しぶりとして出てくることがあります。

② 友達関係のトラブル クラスでうまくいかないことがあると、学校そのものが嫌になることがあります。本人がはっきり「嫌なことがあった」と言わなくても、日常の中の小さなすれ違いが積み重なっていることも。

③ 学習面での不安 授業についていけない、宿題がうまくできない、といった学習上のつまずきが登校しぶりにつながることがあります。「また怒られる」という気持ちが、朝の一歩を重くさせます。

④ 感覚過敏・刺激への疲労 多動傾向や発達の特性がある子の場合、学校という環境そのものが刺激過多になりやすいです。大きな音、人の多さ、じっとしていなければならない授業。それらが積み重なって、「学校は疲れる場所」という感覚になることがあります。

⑤ 家が居心地よすぎる これは少し意外かもしれませんが、家での生活が安心・安全すぎると、相対的に学校が「怖い場所」に感じられることがあります。家では自由、学校ではルール。この落差が大きいほど、行きたくない気持ちが強くなりやすいそうです。


ままにできる5つのこと

原因がわかったところで、じゃあどうすればいいのか。実践してみてよかったことをまとめます。

① 「なんで行きたくないの?」ではなく「今日どんな気持ち?」

「なんで」と聞くと子どもは責められている感覚になりやすいです。「今日どんな気持ち?」「どこがいや?」と気持ちに寄り添う聞き方をすると、少しずつ話してくれることがあります。

息子も最初は「べつに」しか言わなかったけど、「今日は10点中何点くらい行きたい気持ちがある?」と聞いたら「3点」と答えてくれたことがあって。そこから少し話が広がりました。

② 行ったあとの「いいこと」を一緒に考える

「学校行ったら給食あるね」「今日図工じゃなかった?好きでしょ」など、登校後の楽しみを一緒に探します。「行かなければいけない」より「行ったら○○がある」という方向に気持ちを向けるイメージです。

③ 週末明けのルーティンを作る

月曜日の朝だけ特別なルーティンを作るのも効果的です。好きな朝ごはん、好きな音楽をかける、少し早めに起きて余裕を持つ。「月曜日の朝はこれ」という流れを作ることで、切り替えのスイッチになることがあります。

④ 放課後に思い切り体を動かす

学校から帰ったあとに体を動かす時間を作ることで、翌日の落ち着きが変わると言われています。うちはサッカー教室がある日は次の朝が比較的楽な気がしています。エネルギーを発散することで、気持ちの安定にもつながるようです。

⑤ 先生と情報共有する

登校しぶりが続くときは、担任の先生に状況を伝えることも大切です。「家ではこういう状態です」と共有するだけで、先生側も声かけを工夫してくれることがあります。一人で抱え込まず、学校と連携することが長い目で見ると大事だと感じています。


「行かせるべき?休ませるべき?」問題

登校しぶりで一番悩むのが、休ませるかどうかです。

「無理に行かせると心が折れる」「でも休み癖がつくと困る」——この葛藤、すごくわかります。

専門家の意見をいくつか読んだ中で、一番しっくりきたのはこの考え方です。

「今日一日を乗り越えることより、学校を嫌いにならないことの方が大事」

休むことが悪いわけじゃない。でも、休むたびに「学校は行かなくていい場所」になっていくのも避けたい。大切なのは、学校との接点を完全に切らないこと。体調不良以外で休む場合でも、「明日は行こうね」という気持ちをつなぎとめておくことが、長い目で見て大事だそうです。

正解はないけれど、わたしは今のところ「5分だけ行ってみよう」作戦をとっています。「5分だけでいい、嫌だったら帰ってきていい」と言うと、なぜか行って帰ってこないんです。不思議なことに。


完璧な対応なんてしなくていい

調べれば調べるほど、「これが正解」というものはないと気づきます。

子どもの性格も、理由も、家庭の状況も、ぜんぶ違う。だからマニュアル通りにいかなくて当然なんです。

わたしも毎朝完璧に対応できているわけじゃない。「またか……」とため息が出る日もあるし、つい「いい加減にして」と言いたくなる瞬間もある。

でも、そうやって向き合い続けること自体が、すでに十分すぎるくらいがんばっているということだと思います。

同じように毎朝奮闘しているままさんに届けたくて、今日はまとめてみました。一人じゃないですよ。一緒に乗り越えましょう。

はなより