学校がある日よりも、週末のほうがしんどい。
そう感じているままは、わたしだけじゃないと思います。
息子は小1。多動傾向があって、じっとしていることが苦手な男の子です。学校という「枠」から解放される週末になると、エネルギーが爆発します。文字通り、爆発します。
YouTube・片付け・全部後回し
土曜日の朝からYouTubeがはじまりました。
朝ごはんを食べながら、着替えをしながら、ずっと見ている。学校から持って帰ってきた荷物は玄関に置きっぱなし。「片付けて」と言っても「あとで」の一言。
「あとで」は永遠に来ません。
わたしも何度か声をかけましたが、息子の耳には届いていないようで。戦うエネルギーも正直なかったので、その日はもう放置することにしました。
こういう日はある。週末だし、仕方ない。そう自分に言い聞かせながら、午後の習い事の準備を進めました。
習い事でペットボトルをひっくり返した
夕方、習い事へ。
いつもの場所なのですが、その日は雰囲気がちょっと違いました。他の子たちが集まって、いつもよりざわざわしていた。息子にとって、それがスイッチになってしまったようです。
大人しくできないどころか、逃げ回る。走り回る。大はしゃぎ。
「落ち着いて」「座って」と何度言っても、効果なし。
そしてついに、息子がお茶入りのペットボトルをひっくり返しました。
ざぶん、とお茶が広がる。
周りにいた方たちが一斉に立ち上がって、一緒に拭いてくれました。申し訳なさと情けなさで、わたしの顔が熱くなりました。「すみません、本当にすみません」と頭を下げながら、なんだかもう限界な気持ちが込み上げてきて。
ままが途中退室した
拭き終わったあとも、息子は落ち着かなかった。
気疲れが頂点に達して、わたしはそっと部屋を出ました。廊下に出て、壁にもたれて、深呼吸。
ひとりになった5分間が、正直ありがたかったです。
責めているわけじゃない。でも、毎回こういう場に連れて行くたびに、どこかでヒヤヒヤしている自分がいる。何かあったらどうしようって、ずっと張り詰めている。
それが、ぷつっと切れた感覚でした。
帰り際に大暴れ
習い事が終わって、帰ろうとしたとき。
「帰りたくない」
息子が突然、大泣きしました。
なんで今。なんで。と思いながらも、「帰るよ」と手を引っ張ると、履いていたクロックスを投げました。
外で。
「拾って」と言うと泣き叫ぶ。周りの人がいる中で、もう穴があったら入りたかった。
なんとかクロックスを履かせて、泣き続ける息子の手をつないで、その場を後にしました。
「お母さんごめんなさい」
帰り道、息子は泣きながらもぽつぽつと歩いていました。
わたしは何も言わずに横を歩いていました。正直、もう何も言いたくなかった。疲れていたし、悲しかったし、ため息しか出なかった。
しばらく歩いたとき、息子が急に立ち止まりました。
「お母さん、ごめんなさい」
小さな声でした。
わたしはびっくりして、息子の顔を見ました。目が赤くなっていて、唇を噛んでいた。
「……うん、わかった」
それだけ言って、また歩き出しました。
泣きそうになったけど、泣きませんでした。
時間がかかっても、成長はちゃんとある
ペットボトルをひっくり返して、クロックスを投げて、大暴れして。
でも帰り道に、自分から「ごめんなさい」と言えた。
すぐには反省できない。気持ちの整理に時間がかかる。でも、自分なりに考えて、言葉にできた。
それって、すごいことなんじゃないかなって。
多動傾向のある子は、衝動が先に出てしまう。でも、あとから振り返る力が育っていくんだと、最近少しずつ思えるようになってきました。
完璧にできなくていい。一発でうまくやれなくていい。
時間がかかっても、ちゃんと成長している。
そう信じながら、来週も一緒に歩いていこうと思います。