小学校で一番心配していたのは、授業のことでも給食のことでもありませんでした。

集団登校のことです。

はなです。案の定、息子は集団登校でもやらかしてくれました。


何が起きたか

ある朝のことです。

集団登校の班長さんが、たまたま班の中にいる仲のいいお兄ちゃんと兄弟げんかをしているのを息子が目撃しました。

それを見た息子、班長さんに刃向かい始めました。

「関係ないでしょ!」と言いたかったのかもしれません。でも言い方も態度も、とても乱暴なものでした。


上級生たちが注意してくれたが…

班長さんの言うことを聞かない息子に、近くにいた2年生・3年生のお兄ちゃんたちが注意してくれました。

でも息子は無視。そしてうろうろし始めました。

たまらずお兄ちゃんたちがランドセルを引っ張って止めようとしたところ、息子はお兄ちゃん2人にグーパンチ。

上級生にも、です。


ままとして情けなかった

先生から電話でこの話を聞いたとき、正直、情けなくて穴に入りたい気持ちになりました。

自分の子がやってしまったことへの申し訳なさ。

注意してくれた班長さんや上級生への申し訳なさ。

でも、息子を責めるだけでは何も変わらない。


下した決断:集団登校をやめる

悩んだ結果、しばらくの間、集団登校から離れることにしました。

朝、私が一緒に歩いて登校する。

集団のストレスを減らして、少しでも気持ちを落ち着けた状態で学校に向かえるように。

楽しい話をしながら歩けば、気分も変わるかもしれない。そう信じて、今日も2人で歩いています。


完璧な解決策じゃないかもしれません。でも今できる最善を選ぶしかない。 同じように集団登校でお悩みのママ、いたら話しかけてください。


班長さんへの謝罪

先生から連絡があったあと、班長さんのご家庭に謝罪の連絡をしました。

電話するまでがすごく怖かった。相手はどんな気持ちなんだろう、怒っているだろうか、もう関わりたくないと思っているだろうか——いろんな思いがぐるぐるして、番号を押すのに時間がかかりました。

でも電話したら、班長さんのお母さんはとても穏やかに話してくれました。「うちの子も弟とけんかしているのを見られてたんですね、向こうが悪かった部分もあるから」と。

その言葉が救いになりました。責められると思っていたのに。大人の対応に、こちらが恥ずかしくなりました。


息子と話したこと

帰宅後、息子と話しました。

「班長さんに刃向かったことは、なぜダメだと思う?」

息子しばらく黙ってから「うるさかったから」と答えました。

「班長さんはあなたたちを安全に学校まで連れていく役割があるんだよ。指示に従わないと危ないことになる。班長さんが兄弟げんかしていても、それはあなたが口を出すことじゃない」

息子は「わかった」と言ったけど、どこまで届いているかはわかりません。

でも毎回こうして話すことを積み重ねていくしかない。そう思っています。


集団生活の難しさ

多動・衝動性のある息子にとって、集団生活は特に難しいと感じます。

集団の中ではルールがある。自分の思い通りにできないことがある。他の人の行動や言葉に反応してしまう。

それが積み重なって、ストレスになって、爆発してしまう。

家の中で一人でいるときとは違う難しさがある。だからこそ、集団の中での経験が大事でもあるけれど、今の息子には少し難易度が高すぎたのかもしれない。

集団登校を一時的にやめることは「逃げ」ではなく、「今できる最善」だと思っています。


2人で歩く登校のいいこと

集団登校をやめて、2人で歩くようになってから気づいたことがあります。

息子はよくしゃべります。昨日の夢の話、気になる虫の話、学校で仲良くなった子の話。

集団の中にいるときは、そういう話を誰かに遮られたり、無視されたりすることが積み重なってイライラしていたのかもしれない。

2人だと、どんな話もちゃんと聞いてあげられる。それだけで、学校に着くまでの息子の気分が全然違います。

今日も2人で歩いて行こうね。

はなより