「ランドセルを置いて、親の許可をもらってから遊びに行く」

何度言っても、なかなか定着しません。

はなです。


怒ってばかりいた頃

最初は怒っていました。

「なんで守れないの」「また同じことして」「ちゃんと聞いてた?」

でも怒るたびに息子はしゅんとするけど、次の日にはまた同じことをする。

怒ることで何かが変わるわけじゃないと、だんだん気づいてきました。


小1がルールを守れない理由

調べてみると、小1がルールを守れないのには理由があるそうです。

「楽しいこと」が目の前にあると、脳がそっちに引っ張られてしまう。

大人のように「まず手順を踏んでから」と考える力は、まだ発達途中。

特に多動傾向のある子は、衝動を抑えるのがさらに難しい。

「ちゃんとわかってるのにやってしまう」のは、意地悪でも反抗でもなくて、脳の特性なんだと。

そう思ったら、少し気持ちが楽になりました。


① 「やること」を具体的に1つだけ言う

「ちゃんとしてから行きなさい」より、「ランドセルを置いてから行きなさい」の方が伝わりやすいそうです。

やることを1つに絞って、短く具体的に伝える。

「まず〇〇してから」という言い方を意識するようにしました。


② 「できたとき」を見逃さず褒める

ちゃんとランドセルを置いてから出かけた日は、大げさなくらい褒めます。

「今日ちゃんとできたね!えらい!」

叱る10回より、褒める1回の方が記憶に残りやすいと読んだことがあって。

できた日を積み重ねることが、習慣につながると信じています。


③ 出かける前に一緒に確認する

「今日お友達と遊ぶ約束してる?」「帰ったらまずなにするんだっけ?」

出かける前に一緒に確認するだけで、頭の中に「手順」が入りやすくなるそうです。

本人に言わせることがポイントで、親が言うより自分で言った方が意識が高まるとか。


まだまだ途中

正直、まだうまくいかない日の方が多いです。 でも怒り続けるより、「なんでできないんだろう」と一緒に考えながら向き合う方が、わたし自身も少し楽になりました。

同じことで悩んでいるままさん、一緒に試行錯誤しましょう。


「なぜ守れないか」を理解してから変わったこと

「意地悪でもなく反抗でもなく、脳の特性」という理解に変わってから、私自身の接し方がだいぶ変わりました。

以前は「なんで守れないの!」という怒りが先に来ていたけれど、今は「また引っ張られたのか、まあそうだよね」と思えるようになってきた。

怒りが減ったぶん、息子との会話が増えました。「今日出かける前に確認できた?」「できたね!」という会話が日常になってきています。

小さな変化かもしれないけれど、毎日の積み重ねで確実に違いが生まれていると感じます。


ルールを「一緒に作る」ことを試してみた

親が一方的にルールを決めるのではなく、息子と一緒にルールを決めてみました。

「放課後、遊びに行くときにやること、一緒に決めようか」と言ったら、息子も乗り気になってくれました。

二人で考えたルール:

  • まず玄関で「ただいま」を言う
  • ランドセルを自分の部屋に置く
  • 「〇〇ちゃんの家に行く」と親に教える

自分で決めたルールは、守る気持ちが少し違うようで、最初の1週間はよく守れていました。

もちろん、時間が経つとまた忘れてしまうこともある。でもそのたびに「一緒に決めたことだったよね」と振り返ることができる。

「決めたことを守る」という体験を積み重ねていくことが大事だと思っています。


守れなかったときの声かけ

守れなかったときに怒るだけでは変わらない、ということはわかっていても、実際の場面では難しいですよね。

私が意識するようにしたのは「怒る前に確認する」こと。

「今日ランドセル置いてから出た?」——「あ、忘れた」——「そっか。次は思い出せるといいね」

責めるのではなく、事実確認と次への期待を短く伝える。これだけで、息子の反応がだいぶ変わりました。

「怒られる」ではなく「確認される」と感じると、防衛的にならずに話せるようです。


ルールを守ることは、社会で生きていくために必要なスキル。でも急いで身につけなくていい。少しずつ、一緒に積み上げていきましょう。

はなより