入学してから、何度謝っただろう。
「○○くんを叩いてしまって……」 「授業中に走り回って、△△くんにぶつかって……」 「給食で隣の子を泥棒呼ばわりして……」
電話のたびに、連絡帳のたびに、頭を下げ続けた。
「うちの子、本当に大丈夫なんだろうか」と毎晩不安になりながら、なんとか1年目を乗り越えました。
「謝るだけ」では解決しない、と気づいた
最初は「謝る→叱る→また謝る」のループでした。
息子を叱ると落ち込む。でも次の日にはまた同じことをしてしまう。「わかっているのにやめられない」のが多動傾向のある子の難しさで、「叱ればやめる」という話じゃないんだと、だいぶ後になって気づきました。
やり方を変えてよかったこと
トラブルが起きた後の「振り返り」の仕方を変えた
「なんであんなことしたの!」という詰め方から、「今日、何があったの?」と聞くだけに変えました。
息子は最初「わかんない」と言うことが多かったけど、根気よく聞き続けると、「○○くんがずるいと思って」「急いで動いたらぶつかった」など、少しずつ言えるようになってきました。
衝動で動いてしまっても、「なぜそうなったか」を一緒に振り返ることはできる。この積み重ねが、少しずつ自制心を育てていくんだと思います。
相手の子の保護者には「直接つながる」ことにした
一度、何度もトラブルになった子のお母さんに「いつも申し訳なくて……」と伝えたら、「うちの子もやりあってますよ、お互い様です」と言ってもらえました。
謝り続けていると距離ができていくけど、直接話してみると意外と「大丈夫ですよ」と言ってくれることも多かった。顔を合わせて話すことで、関係がほぐれることがあります。
「いい日」の報告もするようにした
「またトラブルがありました」だけじゃなくて、「今日は○○くんと仲良く遊べたそうです」と先生から聞いたときは、相手の保護者にもひとこと伝えるようにしました。
ネガティブな印象だけを積み重ねないために、意識的にポジティブも伝える。これで関係が少し変わりました。
「友達トラブルが多い子」が持っている面もある
これ、気づくまで時間かかりました。
息子はトラブルが多い反面、人が好きで、よく笑って、場を盛り上げようとする子でもある。トラブルを起こしてしまう「衝動性」と、人を引きつける「明るさ」は、同じエネルギーの裏表なんだと思っています。
その子のいい面を見続けること——ままがまず信じてあげることが、子どもの自己肯定感につながるんじゃないかな、と最近感じています。
まとめ
謝り続けた1年目は、本当につらかった。
でも、その経験があったから見えてきたことがたくさんあります。完璧にトラブルをなくそうとするより、「一緒に少しずつ乗り越えていく」に切り替えたとき、少しラクになりました。
友達トラブルに悩んでいるままへ。あなたひとりじゃないです。