連絡帳に一行、書いてありました。

「本日、給食をほとんど食べられませんでした」

はなです。


お迎えで気づいた

学校に迎えに行ったとき、先生から声をかけられました。

「今日、給食があまり食べられなかったみたいで……」

おだやかな表情の先生。でも目が「お家でも確認してあげてください」と言っていた。


家で聞いてみた

「給食、食べへんかったん?」

「…うん」

「なんで?おなかすいてなかったの?」

しばらく黙った後、息子がぼそっと言いました。

「…となりの子が、ちょっとうるさかったから」


これ、怒れない

わたし、怒ろうとしてたんです。

「食べへんかったらあかんやん!」ってちゃんと言うつもりだった。

でも「となりの子がうるさかったから」って聞いたら、なんか……ぜんぶの言葉が引っ込んでいきました。


息子なりに、頑張ってた

多分、息子はうるさい環境の中で、食べることに集中できなかった。

それだけで、精一杯だったんだと思う。

怒ったところで、どうにもならない理由だった。

「そっかー、大変やったね」

それだけ言って、その日は終わりにしました。


夕ごはんはもりもり食べました

帰ってきてから「お腹すいたー」と言ってた分、夕ごはんはいつもより食べました。

お腹が空いてたのは本当だったんだな、と。

明日は食べられるといいね、となりの席がうるさくなかったら。

はなより