「お母さん迎えに来ないで」

最近の息子の口癖がこれでした。

はなです。


迎えに行かなくなっていた

仲良しの女の子と一緒に帰りたいんだろうな、と思っていました。小1になって少しずつ「自分のことは自分で」という気持ちが出てきたのかな、とも。

息子の「迎えに来ないで」を尊重して、しばらく家で待つようにしていました。

でも先週、その判断がきっかけのひとつになった出来事がありました。


雨の日の帰り道

久しぶりに雨が降っていて、息子は傘を持って登校しました。

その日は、いつも一緒に帰っている女の子がお休みで。息子はひとりで帰ることになりました。

帰り道に近所の子たちがいて、息子はその輪の近くについていくような形で帰っていたようです。

その子たちとは、過去にトラブルがあったことがあって、毎日お母さんたちが迎えに来ているような状況でした。息子にとっては、少し居心地の悪い帰り道だったんじゃないかと思います。


傘を畳もうとしただけだった

息子は不器用なところがあって、傘を畳もうとして傘を持ち上げた瞬間、「振り回している」と誤解されてしまったようです。

「危ないやろ」と言われた。

息子から話を聞く限り、そういう場面が以前にもあったようで。「そんなつもりじゃないのに」という積み重なりが、そのとき一気に出てしまったんだと思います。

咄嗟に傘を相手の方へ向けるような動作をしてしまった。

息子はそんなつもりはなかった、と言っています。ただ、感情がコントロールできなかった。

その傘が、隣にいた別の子の顔に当たってしまいました。


翌日、呼び出し

相手のお母さんはすぐに学校に連絡をされました。

当然のことだと思います。子どもが傷ついたら、親として動くのは当たり前で。

翌日、学校から呼び出しがありました。

息子の話を聞いていると、「それだけが全てじゃないのかもしれない」という気持ちが心のどこかにありました。息子がイライラしていた背景、積み重なりのようなもの。

でも、傘が当たったのは事実で、相手の子が怖い思いをしたのも事実で。

それ以上でも以下でもない、という気持ちで謝罪に行きました。


ひたすら謝った

相手の方の話を聞いて、ひたすら謝りました。

言い返したい気持ちが全くなかったといえば嘘になります。息子から聞いていた話と、少し違うところもあった。

でも、今はそれを言う場面じゃないと思った。

相手も傷ついていて、怖い思いをして、心配している。こちらがすべきことは、まず誠実に謝ることだと思いました。

「今後は毎日迎えに行きます」と伝えました。

息子が「迎えに来ないで」と言っていても、今は安全を優先するべきタイミングだと判断しました。


難しいな、と思う

家に帰って、息子と話しました。

傘が当たったこと、相手が怖い思いをしたこと、それは悪いことだと伝えました。息子も「やってしまった」という顔をしていました。

ただ、息子なりに「そんなつもりじゃなかった」という気持ちもあって。

それも本当のことだと思う。悪意はなかった。でも、結果として誰かを傷つけてしまった。「つもり」と「結果」は別のものだということを、小1にどう伝えるか、正直まだ答えが出ていません。

感情のコントロールが難しい息子と一緒に、少しずつ学んでいくしかないんだろうなと思っています。


ままの正直な気持ち

謝罪が終わって一段落してから、少しだけ自分の気持ちと向き合いました。

「もし毎日迎えに行っていたら、この出来事は起きなかったのかな」という後悔が少しありました。

でも息子の「お母さん迎えに来ないで」という言葉を大事にしたかった気持ちも本当で。

正解はわからない。毎日迎えに行けば全部防げたのかというと、それも違う気がする。

ただ、今は迎えに行く。それだけです。

子育ては判断の連続で、その判断が全部正しいなんてことはなくて。失敗しながら、謝りながら、また考えて。それを繰り返していくのが子育てなんだと思っています。

逃げないで向き合っていきたい。そう思いながら、今日もままをやっています。

はなより