入学してまだ1週間も経っていないのに、息子が言いました。

「小学校、行きたくない。」

はなです。この言葉を聞いたとき、正直どう反応すればいいかわかりませんでした。


毎日怒られ続けた息子

入学してから、毎日何かしら問題が起きています。

お友達とのトラブル、集団登校でのトラブル、授業中のトラブル。先生から毎日電話が来るほどです。

息子なりに理由はあります。意地悪をされたから、仕返しをされたから。でも結果として毎日怒られ続けている

大人でも、毎日怒られ続けたら嫌になりますよね。


「行きたくない」の裏にある気持ち

息子は学校が嫌いなわけじゃないと思います。本当は友達と遊びたい、楽しいことをしたい気持ちはある。

でも、毎日怒られる場所には行きたくない。

それは正直な気持ちだと思います。

ままとして複雑でした。「そうだよね、辛かったね」と言いたい気持ちと、「でも行かないといけない」という現実の間で。


私がした選択

息子に「行きたくない理由」を聞いてみました。

怒られるのが嫌、お友達と上手くいかない、楽しくない。

全部受け止めた上で、こう伝えました。

「ままも一緒に歩いて行くから、今日は一緒に行こう。」

集団登校から離れて、2人で歩いて登校することにしました。


一緒に歩いた朝

2人で歩きながら、学校とは関係のない話をしました。

好きなゲームのこと、昨日見たテレビのこと、道ばたに咲いてた花のこと。

息子の表情が、少しずつ和らいでいくのがわかりました。

小学校の門をくぐるとき、息子は振り返らずに中に入っていきました。

それで十分、と思いました。


「行きたくない」はサインです。無理に押し込むのではなく、まずは気持ちを聞いてあげること。そして一緒に解決策を考えること。 簡単じゃないけど、それしかできないままです。


「行きたくない」を言えたことへの安堵

この話を振り返ると、息子が「行きたくない」と言えたことは、実はよかったことだと思っています。

言えなくなる子もいる。言えなくて、体の症状として出る子もいる。頭が痛い、お腹が痛い、朝起きられなくなる。

それに比べると、「行きたくない」とはっきり言葉にしてくれたことは、気持ちをオープンにしてくれているサインでもあります。

言える関係を作り続けることが、私の大切な仕事だと改めて感じました。


「一緒に行こう」以外にも考えたこと

「一緒に歩いて登校する」という選択をしたけれど、他にも考えたことがありました。

「今日だけ休む」という選択肢も一瞬頭をよぎりました。でも、入学してすぐのこの時期に休む癖をつけることへの不安もあって。また、「行きたくない」を受け入れてしまうと息子の中で「嫌なら行かなくていい」というパターンが強化されるかもしれないという心配も。

最終的に「行くことは維持しながら、行く方法を変える」という選択をしました。強制ではなく、一緒に行くという形で。

この判断が正しかったのかは今でもわかりません。でも、その時にできる最善だったと思っています。


「行きたくない」が続いたら

あの日から週に何度かは「行きたくない」という言葉が出ます。

毎回「わかった、一緒に行こう」と言いながら2人で歩いています。完全に解決はしていない。でもその日その日でなんとか学校には向かえている。

もしそれが続いて、本当に行けなくなる日が来たら、そのときはそのときで考えようと思っています。完璧に先手を打つことはできないから。今できることをやりながら、状況に応じて変えていく。


同じ気持ちのままへ

「行きたくない」と子どもが言ったとき、どうしたらいいかわからなくなりますよね。

「無理やり行かせるべきか」「休ませるべきか」「どこかに相談すべきか」。

答えは一つじゃないし、子どもによって違う。でもまず「行きたくない気持ちを受け止めること」は、どの子にも共通して大事だと思います。

解決策は後でいい。まず気持ちを聞いてあげてください。それができれば、次の一歩が見えてくるはずです。

はなより