月曜日の朝が来るたびに、わたしの胃がちょっとだけ重くなります。

はなです。


また始まった

「学校、行きたくない」

玄関で靴を履いたまま、ぴたっと止まった息子。

もう何度目かわからない、この光景。

入学してまだ1ヶ月ちょっとなのに、週の始まりのたびにこれです。

わたしは内心「あー、今日もか」と思いながら、顔だけは努めてフラットに保つ。表情に出したら負けな気がして。「またそれ?」みたいなため息を見せてしまったら、息子も「やっぱり行きたくない」が加速する気がして。

だから淡々と、「靴、履いて」と声をかけます。

毎週月曜日の、わたしたちの朝のルーティンです。


なんで月曜日だけ?

土日、息子はめちゃくちゃ元気です。

サッカー教室ではしゃいで、家でも走り回って、「明日も遊ぶ!」とルンルンで寝る。

なのに月曜日の朝になると、スイッチが切れたみたいに動かなくなる。

「月曜日だから嫌なん?」と聞いても、「…べつに」。

「学校で何か嫌なことあった?」と聞いても、「ない」。

じゃあなんで。なんで毎週こうなるの。

実はこれ、いわゆる「登校しぶり」の中でも"月曜日タイプ"って言われるパターンらしくて。週末に緊張がゆるんでリセットされると、また月曜日に学校モードに戻すのが辛くなる、という話を読んだことがあります。特に感覚が敏感だったり、切り替えが苦手な子に多いんだとか。

息子、思い当たりすぎる。

土日に完全にくつろいだ後、「はい月曜日」ってなるのが、体にとってしんどいんだろうな。大人でも月曜日の朝は憂鬱になるし、それが子どもならなおさらかもしれない。

でも、だからといってどうしてあげたらいいか、正直わかりません。


「行かなくていいよ」とは言えない

正直、「じゃあ今日は休んでいいよ」って言ってしまいたくなるときがあります。

でも言えない。

休むことに慣れさせたくない、というより……こっちが折れたら、また次の月曜も同じになると思って。

「学校に行くのは当たり前」という雰囲気を、なんとか家の中で保とうとしています。

わたしが必死に維持している、たった一本の細い線。

登校しぶりについては、「無理に行かせないほうがいい」という意見もあれば、「毎日続けることが大切」という意見もあって、調べれば調べるほど迷子になります。どっちが正解なんだろうって。

うちの場合は、行ってみたら案外楽しく過ごせているようなので、とりあえず「背中を押す派」でいます。でも、これがずっと正解かどうかはわからない。

子育てって、絶対的な答えがないのが一番しんどい。


「学校に行きたくない」と言える子、言えない子

ふと思うのですが、息子は「行きたくない」と言えているだけ、まだいいのかもしれない。

気持ちを口に出せないまま、体調不良になって「お腹が痛い」「頭が痛い」という形で出てくる子もいるし、黙って行き続けて限界になる子もいる。

「行きたくない」って言葉、うちの子なりのSOSでもあるし、「ちゃんとコミュニケーションが取れてる」という証拠でもある気がして。

だから「また言ってる」とうんざりしながらも、その言葉をちゃんと受け取らなきゃいけないと思っています。

「そっか、行きたくないか。でも行こう」

この短いやり取りに、毎週全力を使っているわたしです。


結局、どうなったか

「行くよ」と言いながら玄関で5分以上ぐずった後、息子はのっそり靴を履き直しました。

背中を押してあげると、ぼそっと「行ってきます」。

そのまま歩き出す後ろ姿を見て、わたしは胸の中で「えらいな」と思いました。

口には出しませんでした。

なんとなく、本人に聞こえたら恥ずかしがって余計にぐずりそうで。

ドアを閉めた後に、一人でこっそり「今日もよく頑張った」と思いました。息子への言葉だったけど、半分はわたし自身に向けた言葉でもある気がします。

毎朝この攻防を繰り広げている親御さんって、きっとたくさんいますよね。

「うちだけじゃないよな」と思えるだけで、少し気が楽になります。


毎週この繰り返し

来週の月曜日も、たぶん同じことが起きます。

再来週も。そのまた次も。

でも調べたら、登校しぶりが落ち着いてくるのは「環境に慣れる」とともに少しずつ変わっていくことが多いらしい。小1の最初の学期が一番しんどくて、夏休み明けにリセットされることもあるけど、少しずつペースが掴めてくると変わっていく子も多いんだとか。

いまがそのしんどい時期なんだと思って、もう少し辛抱するしかない。

でもいつかこれが「あのころ大変だったね」になる日が来るはずだと信じて、今日もため息をのみ込んでいます。

月曜日の朝が好きになる日が、息子にもわたしにも来ますように。


同じ気持ちの親御さんへ

もし今、「うちの子も月曜日に動かなくなる」「毎週同じやり取りに疲れた」と思っているなら、それは本当によく聞く話です。

わたしが調べたところでは、登校しぶりは小1の1学期が一番多く出るらしくて。新しい環境、新しいルール、新しい人間関係。それを毎日こなしている子どもにとって、週明けの「また始まる」はかなり重たいんだとか。

だから月曜日だけ動けなくなる息子を責める気にも、責める必要もないと思っています。ただひたすら、一緒に乗り越えるだけ。

「今日も行けた」「また来週も行こう」を積み上げていくしかない。

同じようにため息をのみ込んでいる方が日本中にいると思うと、少し気持ちが楽になります。

一緒に頑張りましょう。

はなより